<パン>レビュー、スカッとする風刺ミュージカル!

パンレビュー3

12月7日から12月31日までソウルの貞洞劇場で公演中のミュージカル<パン>のレビューをご紹介します♪

パンレビュー1

2017 貞洞劇場<パン>公演場面

即興と台本の境目がない!

公演が始まると、出演者たちが挨拶をはじめ、観客席に座っているお客さんたちとハイタッチをしたりして、舞台と観客席と区別することなく舞台が1つの空間になったのを感じた。決まりきまった公演ではなくて、貞洞劇場に足を伸ばしてきてくださったお客さんたちへ語ることがコンセプトの1つにあるために、お客さんたちも語り手が話すこと聞く、そんな舞台構成になっていた。公演中間にも出演者たちと観客たちが話す場面もあったり、出演者たちが即興でアドリブしたりとする場面もある。そういう部分を見ると、演技を見てるという感じには思えなかった。これが台詞なのか、これがアドリブなのか、即興なのかというより、公演最後までを出演者たちみんなが楽しんでるそんな印象だった。出演者たちの心からの笑いが自然と観客の方たちも笑顔にした。

パンレビュー2

2017 貞洞劇場<パン>公演場面

スカッとする風刺

<パン>の主人公たちは朝鮮時代後期に人気者だったジョンギスという語り手である。風刺としてはその時代に世間が思ってるもどかしい気持ち、国に対しての気持ちを面白おかしく話している。そしてその当時の話ばかりでなく2017年ジョンギスとして、現在の韓国社会に対しても風刺して、観客たちの共感を得ている。現実的に皆が感じたり思ったりすることを風刺として、ブラックユーモアこめて語るジョンギスは、公演がすすむにつれ、どんどん魅力的にうつってくる。誰もが心に思うことをスカッと話してくれるジョンギス、自分もジョンギスのようになりたいとも思ってしまう場面が何度かあった。

パンレビュー3

2017 貞洞劇場<パン>公演場面

ジャンルを超えた遊び場

<パン>で聞こえる音楽はすべて生演奏である。公演されている間、舞台両側と舞台下で、出演者たちと呼吸を合わせて生演奏を展開する。生演奏だけあって、迫力ある音楽に十分に楽しめる。また朝鮮時代末が背景としてされるが、多様なジャンルの音楽が聴けるのも<パン>の魅力である。例えば、ボサノバ、タンゴなど欧米の音楽に、韓国の国楽を使っての音楽にアレンジされて、公演を盛り上げる。それだけでなく、現代的な踊りだと思えば、韓国伝統舞踊などのジャンルの踊りなども繰り広げられ、ジャンルを超えた舞台だと実感できた。

ストーリー内容など分からないで観たとしてもあっという間の2時間の公演だと感じると思う。何よりも韓国伝統の”興”を存分に感じられる公演である。たくさんの方たちに観て頂きたい、おすすめ公演である。

公演情報

日時:~12・31

時間:平日20時、土曜日15時、19時、日曜日15時(月曜日休館)

ご予約は貞洞劇場ホームページ、メイン画面のご予約よりお進みください。

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